株式投資をやり始めると自分が小さな商店を運営しているのと同じ感覚となる。
在庫(株式銘柄)を抱えて自分が望む価格で売買するのが株式投資だ。
実際に店舗を構える必要もないから固定費といったらPCの電気代やネット関連のインフラ投資(ネット回線使用料など)位なものだろう。自分の売買記録が肝になるからExcelで管理するのは必須だ。自分の店舗はネット上にしか存在しないから家賃や高熱費、管理費など通常実店舗を構えると必要となる固定費はほとんどかからず、実質0円に近いといっていい。
面倒な税金関係も特定口座を選択して源泉徴収有りにしておけば自動的に証券会社が計算して売買の度に天引きしてくれる。利益が出ていればその後、損失が発生しても税金が自動で還付される。在庫(株式)も電子化されているからどれほど大量に在庫を抱えようが、倉庫を構える必要もなく、通常実店舗型の商売をやると規模拡大によってかかる経費が一定というところが一番大きい。実店舗型の経営では商売の拡大と共に人件費も比例してかかり、その管理コストは莫大なものとなる。
そのことを考えれば、証券会社の手数料、特にネット証券の手数料は破格と言えるだろう。
各銘柄の管理さえ自分できちんとできる仕組みを作ってしまえば保有する銘柄数が10銘柄だろうが、50銘柄だろうが100銘柄だろうが全く問題ない。
そういった意味で低リスクで低予算から大きな資産を築くには株式投資が一番いいと思う。
実商品は大抵価値が下がるが、株の場合には上がる場合もあるし、配当という保険もある。値上がりしたらタイミングを見計らって売却すればキャピタル・ゲインとして利益を得ることができる。好きなときに売買できるように1日あたりにある程度の株数が取引されている銘柄を選択する方がリスクが低い。
最初の頃は価格だけで取引していたこともあり、売買できずに塩漬けになった株が結構あって失敗した。発行株式数が少ない会社は成長すれば大きく株価が値上がりするけど逆に経営者の手腕によっては潰れたり、時代の潮流の一過性で淘汰されたりする危険があるが、発行株式数が少ない=単価が高くなる傾向があるため僕はIPOには手を出していない。
もっと資金に余裕ができれば総資産の10%程度、または年間配当分程度を宝くじでも買った気分で購入するっていう選択肢も無くはない。
例え失敗したとしても年間配当額分に抑えれば上場廃止にならない限りは0にはならないし、懐も痛まない。理想としては年間配当額の1/2程度なら出してもいいかなwと。
国は投資に関してもっと個人を支援してあげるべき。FXやネット売買できる競馬だってこの株式の仕組みのように自動で源泉徴収、還付できるようにすれば税収も上がるし、お金も回る。僕はやらないけどFXが雑所得扱いで申告漏れ扱いになって重加算税を払わされる悲劇が無くなるンじゃないかな。
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